銀河英雄伝説
①ヤンって実は、戦略家というより戦術家な気がしてきた・・
②ラングって下衆なのに、何故に優れた家庭人なのでしょう・・
銀河英雄伝説の心理本みたいなお勧めはありますか?
①当然ですよ、ヤンが戦略家として機能し得ないことこそこが、独裁制の帝国軍との違いなのですから。
②外の顔と家庭での顔が異なる人は、実社会に多数居ますよ。実は泥棒で家族を養っていた良き家庭人とかね。
①ヤンの職責は艦隊司令官でありあくまでも現場の指揮官なので戦略家としての能力が公の記録として残る事はないのは仕方のない所だと思います。
宇宙艦隊司令長官や統合作戦本部勤務であれば話は別ですが…
しかし、彼自身は戦略家としての能力をキチンと発揮しており、
①外伝において同盟軍がイゼルローン要塞攻略に固執しすぎて本来の目的を見失っている事を指摘
②リップシュタット戦役に先立つ捕虜交換の意義を正しく把握している
③リップシュタット戦役においてラインハルトが打ってくる同盟分裂策を見抜きビュコックに注意喚起している
④要塞VS要塞戦において、要塞を運ぶ手段を手に入れた帝国軍は要塞を占拠する必要はなく要塞を無力化するだけで良くなったと戦略要件の変化に気がついている
⑤ラグナロック作戦においてフェザーン回廊突破の可能性を指摘している
、、、と戦略眼の冴えを見せております。
ヤンが同盟を追われてからは彼らの取った行動は総てヤンの戦略の上で成り立っていますのでヤンが戦術家と言うのは少しおかしいと思います。
ヤンは戦略的に十分な能力を持っているのだが民主政の軍人である以上、自分の職分を越えた行動は出来ないと言うジレンマと専制国家故に自分の能力を発揮し放題のラインハルトの対比で描かれる事が多く、ヤンはラインハルト以上の戦略家と言っても過言ではありません。
実際に発揮する立場に付けなかったと言うだけですね。
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