2012年6月8日金曜日

銀河英雄伝説。ミッターマイヤーとキルヒアイスの魅力

銀河英雄伝説。ミッターマイヤーとキルヒアイスの魅力

銀河英雄伝説には非常にたくさんの人物が登場し、それぞれに一癖も二癖もある魅力的なキャラクターばかりです。

ですが、ミッターマイヤーとキルヒアイスの魅力がいまいちピンと来ません。

私が男だからでしょうか…



両者の魅力についてプレゼンしてくれませんか?







・ミッターマイヤー

竹を割ったような性格が好きです。

他者を陥れるような策を弄せず、思ったことを率直に口にする。さらに嫌味がなく、言う事が正論なのも評価に値します。

そして何より、ミッターマイヤーをして他の帝国司令官達から差別化しむるのは「疾風ウォルフ」という異名なのではないでしょうか。

奇策を用いるのはヤンのお家芸であり、他にも堅実な用兵をする司令官はラインハルト含め大勢います。そうくれば、あと残りは「用兵の速さ」くらいのもので、これこそが彼の魅力でしょう。



・キルヒアイス

やっぱり彼の人徳、特に寛大さ。

寛大さは大切ですが、悪く言えば「非情に徹し切れない」。ラインハルトとキルヒアイスの二人が揃って、ちょうど巧い具合の舵取りが可能になるんだと思います。

帝国の安定のためには卑劣な手段さえも問わないオーベルシュタインは、しばしばラインハルトを唆します。そして彼の悪魔の助言に対抗しうるのは、やはりキルヒアイスでしょう。ラインハルトが誤った道に進もうとした時に、それを正せるのがキルヒアイスの強みであり魅力だと思ってます。もしあの時、彼が死んでいなかったら、その後の歴史も大きく変わっていたでしょう。



以上、二人の魅力に対して適当に書き綴ってみました。

個人的にはこの二人は割とお気に入りで、どっちかと言うとロイエンタールの魅力の方が自分には分からなかったりしますw








私も10代の頃は同じように考えていましたが、年を経て、特に社会に出てからだいぶ変わりました。



社会に出て学生の時以上に思うのはやはり能力と人格は完全に別のものであるということ。

もちろん全員が全員とは申しませんが、やはり能力がある人にクセが合ったり、アクが強いというのは往々にしてあることでしょう。

本編の中だったか、作者の別の著書だったかは忘れましたが、「人物伝なんてものは異常者の人生を書き連ねたものだ」みたいなことも語られています。



能力があって、公明正大で実直というのは確かに面白みにかけるかもしれませんが、実世界においては最も希少な存在であると思います。いわゆる「いそうでいない」タイプ。

ロイエンタールのような漁色家も、ビッテンフェルトのような単細胞も、ポプランのような不良も案外見かけたことある人種ですが、あんなまともで能力のある人間は見たことないです。w もちろんオーベルシュタインみたいのも見たことはないですが、ありゃ例外といっていいでしょうし。ww

逆説的ではありますが、ミッターマイヤー、キルヒアイスに対してある意味ではこれ以上の変人はいない、と考えています。

だから私にとっては十分二人とも魅力的です。



カリンはユリアンが人間として、次のステージに進むために必要なツールでしょう。

銀英伝の主な見方のひとつはユリアンの成長物語でしょう。ならば年頃の男子の恋のエピソードは必要不可欠なものではないかと思います。







徹底的に「いい人」ですね。結果自分が貧乏くじをひきかねないほどに。

かといって、自分の意見が言えないというわけではなく、自分が間違っていると思ったならきちんと苦言を呈してとめようともする。

中途半端ならばただの偽善者だし、行動が伴わなければただの綺麗事になってしまうけれどちゃんと実行もできる。

おまけにクセの強い人間ばかりのラインハルトの部下の中でもかなりの常識人というか、クセがない人。

彼らがいるからこそ他のキャラの魅力もひきたつのです。かといって、自分たちのイメージが弱くなることもない優秀な方々です。







たとえば成績優秀、人柄は申し分なく、周囲の信望も厚いクラスの委員長がいたとします。

それだけならどうということもないのですが、その彼が、なぜか学園の問題児と無二の親友であると聞けば、興味が湧きませんか?



人をうわべだけで判断するのではなく、本質を見抜いて正当に評価できる力、

稀代の天才を受け入れ、共に高め合える器の大きさ。



そこが彼らの魅力だと思います。



それから、1人の女性をずっと大切に思い続けているところも。

女性ファンから見ると、これはポイント高いです!^^



おっと、カリンを忘れてました。

カリンはユリアンとの対比と、次の時代の予兆のような気がします。

まだまだ未熟だけど元気いっぱい育ってますよ、と。







二人ともクセがなくて、さっぱりした性格なところがいいのでは?

悪く言えば、偽善者ぽイ、胡散臭いとなりますが^^;



みんなロイエンタールや、オーベルシュタインみたいな性格のキャラばっかりじゃ、しつこっくって見てられない。

ワーレンとか、ルッツあたりの魅力を語れといわれると、すごく大変な作業ですが、ミッターマイヤーやキルヒアイスは魅力満載です。



カリンは、単なるユリアンの引き立て役と、見るべきでは?







とりあえず私もキルヒアイスには魅力を感じませんがミッターマイヤーは好きなキャラクターですね。

まあ両キャラにいえるのは、他のキャラほどに野心を持っていなく、義によって行動をしているといったところでしょうか。

野心を持っていないというところが質問者さんには癖がなくて少々物足りないと感じるのではないでしょうか。

個人的な野心が無い為、あまり胡散臭い話もないため、世間からは清廉潔白にみられそれもインパクトが薄く感じている一因かと思います。



私は同盟軍派ですが、カリンはどうでもいいですのカリンについてはパスします。

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